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グッドデザイン賞、5年連続受賞
分譲マンション「コスモガーデンズ草加松原」と
賃貸マンション「コスモグラシア錦糸町」で
本年度グッドデザイン賞同時受賞
平成18年10月2日
 (株)コスモスイニシアは、本日、『2006年度グッドデザイン賞 建築・環境デザイン部門』(財団法人日本産業デザイン振興会主催)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。

 受賞したのは、新築分譲マンション「コスモガーデンズ草加松原」(埼玉県草加市。地上12階建て・総戸数183戸、2006年引渡し済み)と新築賃貸マンション「コスモグラシア錦糸町」(東京都墨田区。地上9階建て・総戸数64戸、2005年引渡し済み)の2プロジェクトで、2002年度以来、5年連続の受賞となりました。
※当社『グッドデザイン賞受賞』紹介ウェブページ:
http://www.cigr.co.jp/care/care_case/care_gdesign/

 当社では、独自の建築基準をまとめた「標準仕様書」に基づき、高い居住性能を持つ、高品質の住まいづくりを追求しておりますが、プロジェクト全体のランドスケープ・外観・照明デザインについても、それぞれのガイドラインを設け、全プロジェクトにおいてデザイン性の追求を図っております。

 具体的には、当社が供給する各プロジェクトにおいて、「シンプル&リッチ」をコンセプトとし、人間が共通して「美しく・心地よく・目的にかなう」と感じられるランドスケープ(環境)設計や、街並との調和を図った外観デザイン、人間のバイオリズムや視覚特性などの人間工学的な観点と光の持つ様々な特性を考慮した観点から「人を迎える癒しの明かり」を実現する照明計画のそれぞれを検証し、採用しております。

 今後についても、住宅の供給を通じて、住まうという住宅本来の性能・品質の向上に加え、より良く、より美しいといったデザイン性の向上を同時に追求し、住まう人の満足と地域社会への貢献を目指して参ります。


<参考資料>
「グッドデザイン賞(Gマーク)」
※(財)日本産業デザイン振興会HP(http://www.g-mark.org/)より抜粋
 グッドデザイン賞は、1957年にスタート(※通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)が母体)した、わが国で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みです。「デザインが優れたものごと」を選び、生活者や産業などに働きかけ、私たちの社会をより豊かな方向へ導いていこうとする活動を50年にわたり続けてきました。この活動によって積み上げられてきた「グッドデザイン」は30,000件以上にのぼります。
 グッドデザイン賞は、単に美しさを競うデザインコンペではありません。「優れたデザイン」を社会に普及させていくことで、私たちの生活をより豊かにすることと、産業の発展とを同時に後押ししようとする活動です。多くの人たちがこの活動を支持し、また多くのメーカーが参加しています。つまり、行政、企業、デザイナー、そして生活者が一体となってより豊かな社会を実現するための運動であると言うこともできるのです。


<受賞プロジェクト概要>
「コスモガーデンズ草加松原」:環境デザイン部門受賞
【審査評価ポイント】
 「周辺環境のコンテクストを中庭の空間に取り込み、水辺で子供が遊び人々が集うことのできる場を配置した」(審査員講評)ことを評価され、環境デザイン部門での受賞。

【デザインコンセプト・特徴】
 様々な家族形態に対応したプランとコミュニティを育む共用部を持つ住まいの提案。  建物を南側に寄せ、出来る限り効率的に容積を上部に積み、駐車場を100%確保しながら大きな中庭と提供公園を創り出した計画。ポイントは、大きな中庭をエントランスとサブエントランスで囲み、セキュリティライン内に公園のようなスペースを創出したこと。

 デザインとしては、綾瀬川、矢立橋、そして日本の道百選にもなっている草加松原遊歩道などの豊かな緑と水に囲まれた伝統や文化の薫りを本プロジェクトの要素として引き込んでいる。日本的な松並木を従える綾瀬川〜サブエントランス〜中庭〜メインエントランスにかけて一貫した流れを意識して計画。

1:敷地は、綾瀬川・草加松原遊歩道・矢立橋の歴史ある美しい景と工場・ホームセンター・マンション等が混在する統一性のない風景に囲まれており、マンション内に、外部の美しい景を引き込みつつ、雑多な風景からは別空間を感じるしつらえとしている。

2:草加松原は水と暮らし、水に集い、水害との戦いの歴史を持つため、「水」の存在は不可欠であり、さらに水が育む「緑」を、マンション内に引き込むよう、水や緑の豊富なランドスケープデザイン。サブエントランス横の松と塀、扉を抜けると脇には竹と湧き水のようにあふれ出す水源、視界の抜ける中庭に水の道を巡らせ、水を意識したエントランス前のガラスのオブジェへと続く計画。

3:センターエリアに子供達の自由な遊び、大人達の自由なくつろぎを促す、活発的な「動の世界」を創り出す。イベント、コミュニケーション、使い方を好きなように発見し、変化させる場を提案



【所在地】埼玉県草加市栄町一丁目8番16号
【交 通】東武伊勢崎線「松原団地」駅 徒歩9分
「草加」駅 徒歩15分
【構造・規模】鉄筋コンクリート造 地上12階建
【総戸数】183戸
【事業主】株式会社コスモスイニシア
【設 計】川口土木建築工業株式会社、
     株式会社ランドスケープデザイン
【施 工】川口土木建築工業株式会社
【竣工時期】2006年2月

「コスモグラシア錦糸町」:建築デザイン部門受賞
【審査評価ポイント】
 「主張しすぎないファサードに好感が持てる」(審査員講評)ことを評価され、建築デザイン部門での受賞。

【デザインコンセプト・特徴】
 東京都心エリアにおける、投資を目的とした都市型賃貸マンション。都心勤務の単身者およびDINKSをメインターゲットとしたプランとし、シンプルさとシャープなディティールで構成された内装、及び外観を特長としている。
 ガラス手摺とコンクリートの手摺を入れ子にした独自のファサードが、均質化する都市に対してアクセントを与えリズム感を生み出す建築を提案。大型の田形のガラス開口、ガラスの手摺とコンクリートの手摺を入れ子にした独自のファサード。都市からの見え方、都市に働きかけるデザイン。そんなアイデンティティをもつ集合住宅を目指した。

1:錦糸町駅北口再開発エリアの突端という特性に配慮し、景観上分断されている再開発エリアと既存の街並みをつなぐデバイスとランドマークとしての役割を持たせたファサードデザイン。

2:氾濫する住宅デザインの中で都心勤務単身者、DINKSのライフスタイルに応える生活空間とシンプルで都会的なディティールを実現し、ユーザにとって魅力があり、居住することで優位性を感じることの出来るマンションとしてのデザイン。

3:投資用不動産として長期的に商品価値の持続するサスティナビリティをそなえたデザイン。



【所在地】東京都墨田区亀沢4丁目6番9号
【交 通】JR総武線「錦糸町」駅 徒歩7分
   東京メトロ半蔵門線「錦糸町」駅 徒歩7分
【構造・規模】鉄骨鉄筋コンクリート造 地上9階建
【総戸数】64戸
【事業主】株式会社コスモスイニシア
【設 計】株式会社三輪設計事務所、
     株式会社山本・堀アーキテクツ
【施 工】川田工業株式会社
【竣工時期】2005年7月