公正・公平のNext2022.9.2

「第15回世界盲人連合アジア太平洋地域協議会セミナー」において
コスモスイニシアのリフレッシュルーム※1がデモンストレーションショップに
認定

コスモスイニシアのリフレッシュルームが、「第15回世界盲人連合アジア太平洋地域協議会セミナー」において、企業内施術室として日本第1号となるデモンストレーションショップに認定されました。
社内において従業員向けマッサージを提供するのみならず、ヘルスキーパー(企業内理療師)業界のイノベーターとして、ヘルスキーパーという働き方を全国に広げ、職域の拡大、後輩育成など業界を牽引し続けている点を評価していただきました。

※1 当社内に設置した従業員向けマッサージルーム。筋骨格系の疲労軽減・治療・プレゼンティーズム※2の改善に取り組んでいます。
※2 プレゼンティーズムとは、欠勤にはいたっておらず勤怠管理上は表に出てこないが、健康問題が理由で生産性が低下している状態を指す用語です。

デモンストレーションショップ認定とは

世界盲人連合アジア太平洋地域協議会は、世界的に最も総合的かつ組織的に活動を展開する視覚障がい分野の国際NGO「世界盲人連合」のアジア地域協議会であり、視覚障がい者の福祉向上のため、 機会の均等化と完全な社会参加を目標として活動している団体です。

世界各国で大規模なセミナーが2年ごとに開催され、世界中の視覚障がい者のあんまマッサージ指圧師・セラピストが集まり、事業報告や研究発表、文化交流などが行われています。2021年9月に開催された第15回世界盲人連合アジア太平洋地域協議会セミナーは、コロナ禍ということもありオンラインにて開催され、日本・タイ・マレーシア・フィリピン・ミャンマー・中国など、17ヵ国から688人が参加しました。

この世界規模のセミナーで行われる審査において、当社リフレッシュルームが「視覚障がい者が安全安心に活躍し、先進的で模範的な取り組みをしている組織・店舗(デモンストレーションショップ)」に認定されました。

リフレッシュルームの取り組み

当社は、従業員の心身の健康維持・向上をはかる「健康経営」を進めており、疾病の早期発見・早期治療への対策強化の他、生活習慣やパフォーマンスを高める施策の実施に重点を置き、従業員の働きがいの実現と一生涯の健康づくりを支援しています。鍼灸あん摩マッサージ指圧師の国家資格を有するヘルスキーパーによる症状改善施術の実施もその取り組みの一つであり、リフレッシュルームでは2001年に従業員向けマッサージルームとして設立以来、20年以上にわたりのべ41,000件以上の施術を行ってきました。また、ヘルスキーパーによる施術のみならず、ヘルスリテラシー向上のため、東洋医学をベースとした情報提供・ツボセミナー等も積極的に実施し、生産性向上とプレゼンティーズムの改善に取り組んでいます。

現在、日本において「デモンストレーションショップ」に認定されている組織・店舗は5カ所ありますが、企業内施術室としては当リフレッシュルームが日本で初めて認定を受けました。

■デモンストレーションショップ認定の際、評価いただいたポイント

・社内において、肩こりや腰痛など症状に特化した「症状改善コース」を新設し、直後効果・1週間後の効果を自覚症状・作業効率などから評価しアブセンティーズム(健康問題による欠勤)の改善にもつながる取り組みを行っている点

・社内従業員向け施術以外では、盲学校の学生のための職業紹介イベントであるヘルスキーパーコミュニケーションネットワークの開催、学生実習の積極的受入れ、他社リフレッシュルームの立ち上げコンサルティングなど、ヘルスキーパーの職域拡大・社会的認知向上のための活動を行っている点


当社は今後も従業員の働きがいの実現と一生涯の健康づくりを支援し続け、心身の健康維持・生産性向上とプレゼンティーズムの改善・ヘルスリテラシーの習得を目指します。また、ヘルスキーパーの職域拡大・社会的認知の向上を目指し、ヘルスキーパー業界を牽引する取り組みを行ってまいります。