• ホーム
  • TOPICS
  • DIY FACTORY×INITIA自分好みの空間が創れるセルフデコレーションの魅力とは?

2015.10.22

DIY FACTORY×INITIA
自分好みの空間が創れるセルフデコレーションの魅力とは?

DIYによる住まいづくりをコンセプトにした「イニシア練馬豊玉」。
「DIY工房のあるマンション」という、業界に例を見ないと言ってよい取り組みに
日本初の体験型DIYショップを運営している「DIY FACTORY」がコラボレート。
今回は代表取締役の山田岳人さん、広報の数田知香さんをお迎えし、
DIYを新築マンションに取り入れる魅力について、
コスモスイニシア村岡が対談しました。

DIY FACTORY FUTAKOTAMAGAWA

空間創りをプロでなくセルフでやるという発想

山田岳人TAKAHITO YAMADA/株式会社大都・代表取締役。日本最大級のDIY用品サイト「DIY-TOOL.COM」と日本初の体験型DIYショップ「DIY FACTORY」を運営。1969年生まれ。石川県出身。好きな工具は、六角棒レンチ。

村岡
当社では、かねてから自分らしい空間創りができるサービスを推進してきました。これまではプロがお客さまと打ち合わせし、クロスやタイルなどをトータルコーディネートして施工するというサービスがほとんどでしたが、今回は空間のコーディネートそのものからご入居者さまに委ね、自らの手で作業していただこうというご提案です。

山田
いわゆる私たちの用語で「セルフリノベーション」「DIYリノベーション」と呼ぶものですが、新築だけにリノベーションでなく「デコレーション」と表現されたわけですね。

村岡
その通りです。イニシア練馬豊玉は、間取りが非常に正形につくられており、それだけでも十分な価値になると思いますが、そこから更に最後の仕上げをやっていただこうというもので、これはベースが出来上がったものにプラスアルファしていくイメージ。まるでスポンジケーキにトッピングを施すような意味も込めて、デコレーションに。作業がそんなに難しいものでないことも、同時にお伝えできると考えています。「DIY工房のあるマンション」というのは、業界でもまだ前例のない話だと思うのですが、実は閃いたきっかけは御社。たまたま、「二子玉川ライズ店」をのぞく機会があり、活気あふれる様子を拝見して「これだ!」と。限られた予算内で自分らしさを表現したいと考えている方は多いので、低コストで個性を表現できるDIYはぴったりだと思ったのです。

山田
なるほど。お声掛けいただいたのはそういう経緯でしたか。当社は創業78年のいわゆる工具問屋だったのですが、私の代で通販に力を入れ始め、おかげさまで楽天市場のDIY分野では、3年連続日本一の称号をいただいています。でも通販だけだとユーザーにDIYの楽しさを伝えられていないという感触もあり、昨年4月に地元の大阪・難波で日本初の体験型DIYショップ第1号を出店。続いて今年の春に二子玉川ライズ・ショッピングセンターに開店しました。週末には3000人もの方に足を運んでいただくという盛況で、DIY後進国である日本でお役に立てつつあるかなという自負があったのですが、新築マンションとのご縁ができたのは、嬉しい誤算でしたね。

DIYと組合せることで新築ながら自由度を高める

数田知香CHIKA KAZUTA/株式会社大都・広報担当。2014年4月、新卒で入社。年間100件程のメディアに露出。1991年生まれ。大阪府出身。好きな工具は、ハンマー。

村岡
すぐに御社のことを調べさせていただき、大阪のオフィスとお店に伺ったんです。どちらもインテリアのセンスが良く、スタッフのみなさんの考え方に共感できることが多かったので、ぜひお力をお借りしたいと思いました。

山田
最初「えっ?新築でDIY?」というのが率直な感想だったんですよ(笑)でも詳しくお聞きして納得できました。マンションを探している方に中古がいいか?新築がいいか?と問いかけたら、十中八九、新築と答える。続いて住空間に自由さが欲しいかと尋ねると当然欲しいとなるのですが、ある程度販売時の規格が定まっている新築はここで後れを取らざるを得ない。自由さを求める人ほど、中古を購入してフルスケルトンし、思い思いのリフォームを施すという傾向がありますね。もし新築で自由さを演出できるなら、それはアリかなと。業界にとっても革新的なことではないでしょうか。

数田
私も新築のマンションにDIYを施すという発想はまったくなかったので、斬新だと思いました。しかし考えてみれば、いくら中古物件をフルスケルトンしても基礎や配管などは以前のまま。やはり新築の方がまっさらで気持ちが良いですし、安心できますよね。そのうえ自分らしさまで表現できるのであれば、新築にDIYをとり入れない理由が見当たりません。

村岡
なかには資産価値が落ちるのではないかと危惧される方もいらっしゃるのですが、壁紙やタイルを剥がせば元に戻るので、心配ありません。むしろ個性的な空間が評価されて、そのままのほうが高く売れるケースも出てきそうです。

マンション内「DIY工房」・施工のプロ「セルフデコアドバイザー」の
サポートサービス導入でDIYをもっと気軽に

山田
何といっても、私たちがコーディネートさせていただくことになったマンション内工房の存在が大きい。DIYには、大きく「どこでやるか」「どうやってやるか」という場所と知識の2つの問題があります。マンションでは、切りくずの処分などから、ベランダで作業するケースが多いのですが、作業台まで設けられないから自然と窮屈になってしまう。また工具を買ってきても使い方が取扱い説明書頼りでは心もとない。工房はこれらの問題を一挙に解決できますからね。

村岡
そもそも御社が大阪のUR住宅で工房をコーディネートされていたのを見て、これいいなあ、やりたいなあと。真似させていただいたんです(笑)

数田
あれは昭和40年代に建設された物件で、差し迫ったニーズがありましたから……。新築マンション内の工房でという発想が素晴らしいです。自室で作業する前に、工房で実際に壁を塗ってみるといった練習ができ、塗料の色なども確認できますから、ご入居者さまの不安も少なくなりますよね。

村岡慶祐 KEISUKE MURAOKA/株式会社コスモスイニシア統括部・事業推進課
マンションや戸建の商品企画・プロモーションを手掛ける。好きな工具は、はんだごて。

村岡
自由に空間コーディネートといっても、なかなかイメージが湧いてこないのも事実なので、来訪された方には、まずDIYを施した3つのモデルルームを見てもらっています。そこでイメージをつかんでもらい、物件に駐在している「セルフデコアドバイザー」に相談すれば、やるべきことが具体的になります。工房の道具は自室に持って帰って使っていただいて構いませんので、わざわざ買う手間も省けます。さらに作業当日は、セルフデコアドバイザーのサポート(無償)を受けることができ、一人だと心配な作業もプロが見守ることで、安心してDIYに臨んでいただけるのではないでしょうか。実際に当社スタッフもDIYに挑戦してみたところ、「やってみるとすごい簡単」「楽しい」「これなら自分の家でもやりたい」といった声が多い。最初のハードルさえ低くできれば、DIYライフを楽しんでもらえるはずです。

※セルフデコレーションイメージ写真

※上記に掲載の写真はイニシア練馬豊玉マンション内のDIY工房を撮影(平成27年10月)したものです。