TOP MESSAGE 「50年の支援に感謝」

代表取締役会長
高木 嘉幸

これまで、歩みを創り、支えて下さった皆さまへ

創業時の思いと、継承される行動指針

現在の株式会社リクルートホールディングス創業者である江副浩正さんにより1974年、大都市の住宅不足解消と品質向上への貢献を目指し当社は環境開発株式会社として創業しました。創業当初からジェンダーフリーを含めた人財と組織の活性化を目指す風土と施策が存在し、新たな挑戦や価値創造が推奨されていたことは創業者の思いと考えによるものでした。創業後まもなくオイルショックを起因とする不況下に直面しましたが、厳しい経営環境の中においても、より良い住宅づくりを目指し歩みを進めました。私が入社した1983年には「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という社訓がありましたが、当社は今でも行動指針の一つにこの言葉を掲げて伝統的な社風を継承していこうとしています。

信頼を取り戻し、乗り越える

1980年代半ばからの好景気に際して業容拡張を加速し、1985年に株式会社リクルートコスモスへ社名変更して1986年には当時のリクルートグループ初の上場会社となりましたが、その後のリクルート事件の勃発、バブル経済の崩壊により、親会社であった当時の株式会社リクルートからの支援を受け、経営の立て直しに取り組むこととなりました。この間も「WITH LOVE」のコーポレートアイデンティティを掲げ、新たな商品ブランドを創造し、業界の新たなスタンダードづくりにも取り組み、事業領域の拡張も進めました。たくさんの先輩や仲間が苦難を乗り越え、当社らしさの創造に取り組んでくれたこと、そして、お客さま、株主の皆さま、数多くのお取引先からのご支援があってこその経営立て直しの実現でした。

新たな旅立ちとさらなる発展

2005年にはリクルートグループからの独立、翌年には株式会社コスモスイニシアへの社名変更を行い、新たな飛躍を目指しましたが、2008年のリーマンショックに端を発した不動産市況の混乱により、2009年から事業再生に取り組むこととなりました。その際の、そしてそれ以降の金融機関をはじめとしたお取引先さまからのご支援と、たくさんのOBOGからのご協力に改めまして心より厚く御礼申し上げます。2013年には大和ハウスグループの一員となりさまざまなサポートを頂きながら中期経営計画の策定を再開し、事業ポートフォリオの変革にも取り組みながら今日まで成長の歩みを進めることができました。2024年1月には大和ハウス工業株式会社および株式会社共立メンテナンスと資本業務提携契約を締結しました。今後は、大和ハウスグループとの業務提携関係は継続しながら、新たに共立メンテナンスグループを含む三社グループ間でのシナジーの創造も追求し、中長期的な事業成長および企業価値の向上に努めてまいります。

歩み続ける51年目

これまでの激動の歩みを経て、2024年2月に創業50周年を迎えることが出来ましたのは、創業者の思いに端を発し、苦境に遭遇しても「新たな挑戦と価値創造」に果敢に取り組み続けてくれた先輩や仲間たちの努力と、数多くのOBOGからのご協力と声援、そしてステークホルダーの皆さまからのご支援があった賜物と再認識します。
2024年4月からの当社第56期を50周年記念の期と定め、これまでお世話になりました皆さまへの感謝と共に、これからの新たな成長への思いと決意をお伝えすることと致します。ミッションに掲げる「Next GOOD お客さまへ。社会へ。一歩先の発想で、一歩先の価値を。」のもと、50周年記念期に際して「不動産を、動かそう。」というスローガンを策定し新たな当社らしい未来創造に取り組んで参りますので、一層のご支援ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

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50th Anniversary