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不動産投資

少額不動産投資とは?種類別にメリットとデメリットを解説

少額不動産投資とは

少額不動産投資とは、その名の通り一般的な不動産投資と比較して少ない金額から始めることができる投資方法です。

現物不動産であれば、数百万円~数億円と投資金額が大きくなりますが、少額不動産投資とは数万円から数十万円で始めることが可能な不動産投資商品です。基本的には、ひとつの不動産を複数人数で分けて投資を行うかたちをとります。

少額不動産投資に向いている方

少額不動産投資は、その門戸の広さから初心者や経済的な余裕が少ない方にでも可能な投資手段で、不動産投資に興味があるけれど、大きな金額を一度に投じるのは難しい、あるいはリスクが不安だと考える方にとって、少額投資は手軽に始められるメリットがあります。

つまり、自己資金が少ない方や、リスク分散の観点から複数の投資を組み合わせたいと考える方に適しているといえます。

少額不動産投資のメリット

少額不動産投資のメリットについて詳しくみていきましょう。

メリット
  • 物件管理の手間がかからない
  • 空室リスクが少ない
  • ローンを組む必要がない

少額不動産投資のメリット1.物件管理の手間がかからない

少額不動産投資の魅力的なメリットの一つは、物件管理の手間がかからない点です。通常の不動産投資では、管理手法によっては物件の管理や入居者対応、メンテナンスなどに時間やエネルギーを割く必要がありますが、少額不動産投資では、基本的に運用会社がこれらの業務を代行します。

そのため、投資家は物件管理の知識を持たなくても、また管理業務に時間を割くことなく不動産投資を行うことが可能です。初心者や時間が限られた投資家にとっては、非常に大きなメリットといえるでしょう。

少額不動産投資のメリット2.空室リスクが少ない

次に、少額不動産投資では空室リスクが少ないというメリットがあります。これは、運用会社が選定する物件が一定の選定基準を満たすものであり、入居率が高い物件であることが多いためです。ただし、運用会社や物件によって異なりますので、実際に投資を行う際には、注意が必要です。

また、複数の投資家で一つの物件を共有することで、個別の投資家が抱える空室リスクが低減される側面もあります。

少額不動産投資のメリット3.ローンを組む必要がない

少額不動産投資では、大規模なローンを組む必要がないのも大きなメリットです。通常の不動産投資では、数千万円単位の物件を購入するために、多くの場合、大きなローンを組むことになりますが、少額不動産投資では数万円から投資が可能なため、ローンによる金利負担や返済のリスクは少なくなります。

この点も、初心者や経済的に余裕の少ない投資家にとって、リスクを大幅に減らすことが可能となる大きな利点です。

少額不動産投資の注意点

少額不動産投資の注意点についても確認しておきましょう。
事前に注意点をしっかりと理解しておくことで、事前のイメージとのギャップやリスクを避けることにつながります。

注意点
  • 少額でも、不動産投資なのでリスクは存在する
  • 人気の高い物件に投資することが困難
  • 不動産投資の勉強は必要

少額不動産投資の注意点1.少額でも、不動産投資なのでリスクは存在する

少額不動産投資は、その名の通り少額から始められますが、投資金額が少ないからといって、リスクがないわけではありません。

物件の価値が下落する市況変動リスクや、運用会社の信頼性、法律の変更などが投資リターンに影響を与える可能性があります。そのため、どんな投資でも慎重な判断が必要です。自身のリスク許容度を理解し、慎重に投資先を選ぶことが大切です。

少額不動産投資の注意点2.人気の高い物件に投資することが困難

少額不動産投資では、人気の高い物件は、それだけ競争も激しく、よほど日頃からの情報収集を行い、タイミング良く契約しないと実際に投資するのは難しい面があります。少額不動産投資の多くは、複数の投資家が共同で物件を購入するため、人気のある物件はすぐに満杯になることが多いのが実態です。

また、運用会社が提供する物件の中から選ぶ形となるため、物件選びの自由度が少ないのも特徴のひとつです。そのため、物件の選定に独自の基準を持つ方は注意が必要です。

少額不動産投資の注意点3.不動産投資の勉強は必要

少額不動産投資でも、基本的な不動産投資の知識は必要です。例えば、物件の評価方法や運用会社の信用度の確認、リスクの理解など、投資判断に必要な知識は欠かせません。

また、物件が提供される地域の経済状況や人口動態、不動産市場の動向なども把握しておくことで、より的確な投資判断が可能となります。投資は自己責任であることを忘れずに、知識を身につけて行動しましょう

少額不動産投資の種類

不動産投資型クラウドファンディング

不動産投資型クラウドファンディングは、複数の投資家からの資金を集めて不動産投資を行う方法です。

この仕組みを活用することで、少額で不動産投資に参加することが可能となり、初心者でも始めやすい仕組みが特徴です。また、プラットフォームが提供する情報を基に投資先を選べるため、投資初心者でも比較的安心して参加できるものもあります。

不動産投資型クラウドファンディングのメリット

不動産投資型クラウドファンディングのメリットは、大きく二つあります。

一つ目は、大規模な不動産投資が少額から始められることです。数万円からの投資で、大型商業施設やマンションの開発に参加することが可能です。

二つ目は、投資にかかる手間やリスクが軽減される点です。物件の選定、管理、運営等は主に運営会社が行うため、投資家は自分の投資戦略に専念できます。

不動産投資型クラウドファンディングのデメリット

一方で、不動産投資型クラウドファンディングにはデメリットも存在します。

一つ目は、資金の流動性が低いという点です。投資家が直接物件を所有するわけではなく、投資契約の期間内は原則として資金を回収することはできません。

二つ目は、運営会社の信頼性に左右される点です。運営会社の財務状況や経営力が投資結果に大きく影響するため、投資先選定には十分なリサーチと適切な判断が必要です。

REIT(不動産投資信託)

REIT(Real Estate Investment Trust:リート)とは、投資家が集めた資金で不動産を購入・管理し、その不動産から得られる収益を投資家に分配するという商品で、「不動産投資信託」と呼ばれることもあります。投資家はREITを通じて不動産のオーナーになり、運用による収益を享受する仕組みです。

つまり、投資家は少額の投資で様々な不動産に出資することができます。証券取引所に上場しているREITは株式と同様に売買が可能で、投資家は市場の動向に応じて自由に投資を調整することができます。

REIT(不動産投資信託)のメリット

REITのメリットはその利便性と収益性にあります。

一つ目の利便性とは、投資家が自分で物件を選んだり管理したりする必要がないことです。これにより、初心者でも手軽に不動産投資に参入できます。

二つ目の収益性とは、定期的に分配金が得られることや、大手企業のオフィスビルや商業施設といった大規模な不動産に投資できることです。これにより、高いリターンを期待することが可能です。

REIT(不動産投資信託)のデメリット

REITにもデメリットが存在します。

一つ目は、市場環境に左右されやすいという点です。REITは株式市場で取引されるため、市場全体の動向や経済情勢により価格が大きく変動する可能性があります。

二つ目は、利回りが変動する点です。物件の空室率や不動産市場の動向など、多くの要因により収益は変動します。そのため、投資初心者がREITに投資する際は、リスクを理解した上で行うことが必要です。

不動産小口化商品

不動産小口化商品とは、大型の不動産を複数の投資家で共有し、その所有権を分割することで、個々の投資家が少額から投資できる商品のことを指します。(所有権があるのは、任意組合型の不動産小口化商品の場合)

これにより、不動産の現物投資では高額すぎて投資できないような大規模な物件も小口で投資が可能になりました。

不動産小口化商品のメリット

不動産小口化商品のメリットは、少額から始められること、そして複数の不動産小口化商品に投資ができれば、リスクの分散が可能であることです。一つの大型物件を複数人で所有するため、物件にかかる初期投資額が抑えられます。

また、専門の事業者・運用会社が購入・管理を行うため、物件選定の失敗リスクも軽減され、投資家は物件管理の手間を省くことが可能です。

さらに、任意組合型の場合は、所有権があるため、相続の際に分割も容易で、相続税対策にも活用することができます。

不動産小口化商品のデメリット

不動産小口化商品のデメリットとして、共同所有のため、売却タイミングも制限される可能性があります。つまり、商品によっては流動性が低く、必要な時に手放すことが難しい場合もあります。これらを理解した上で、自身の投資スタイルに合うかどうかを検討する必要があります。

また、匿名組合型の場合は、少額からの投資も可能ですが、任意匿名型の場合は、少額といっても投資単位が1,000万円以上になる物件も多く、投資資金に加え、事業会社との普段からのコミュニケーションや自身の投資実績が必要となるケースもあります。

不動産小口化商品で経験を積むことができる

不動産投資は、一般的に高い収益率を期待できる一方で、大きなリスクも伴います。特に単独で不動産を購入・管理する場合、高額な資金を投じる必要がありますし、物件選定や運用に関する知識も必要となります。

「現物不動産投資を検討しているものの、その前に少し経験を積んでイメージを知りたい」「不動産投資に興味があるものの、お金や時間に余裕がない」とお考えの不動産投資初心者の方には、「匿名組合型」の不動産小口化商品を選択してみるのもひとつの方法でしょう。少額の投資から始めることができ、不動産の選定や運用は専門の事業者が行ってくれます。

【都心の優良不動産への共同出資】

「セレサージュ」シリーズ

個人での取得が難しかった不動産を一口500万円もしくは1,000万円から取得いただくことが可能となりました。不動産投資ならではのメリットが期待でき、かつ分割しやすい共同出資型不動産に近年注目が集まっています。
【最適なソリューションをご提案】

不動産投資のご相談

収益不動産や事業用不動産等の賃貸運営、資産組み換え、セカンドオピニオン、現在問題や悩みを抱えて困っている等、どのようなことでもまずはご相談ください。

まとめ

少額不動産投資は、一般的な不動産投資と比較して少ない金額から始めることができる投資方法です。個人投資家が一つの物件を共同で所有し、運用会社による管理が行われるため、手間をかけずに投資を行えます。

その最大の魅力は、少額からの投資可能性とリスクの分散です。しかし、少額といってもリスクが存在する点や、物件選びの自由度には限度があることを留意しておきましょう。

メリットとデメリットをしっかり考慮し、自身の投資目標やリスク許容度に照らし合わせ、少額不動産投資が適した投資手段かを判断することが大切です。

少額不動産投資は投資ポートフォリオの一部として、また初めての不動産投資として有効な選択肢となるでしょう。

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