2018年に竣工した『イニシア西新井』（東京都足立区、総戸数81戸）では、マンション防災や「共助」の必要性について検討し、商品企画、コミュニティ企画、セールスプロモーションに取り入れ、入居開始以降は定期的に防災ワークショップを開催することで、マンション住民の防災意識の向上と「共助」のベースとなるマンション内コミュニティづくりを行いました。

入居開始後に実施した「ウェルカムパーティー」では、防災ワークショップを担当する株式会社ＨＩＴＯＴＯＷＡ（東京都目黒区、代表：荒 昌史、HP：http://hitotowa.jp/）により、マンション内コミュニティや「知り合い作り」のきっかけをサポートしました。防災ワークショップ1回目（2018年12月実施）と2回目（2019年9月実施）は「よき避難者ワークショップ」を開催。マンション内で災害時に助け合えるコミュニティ形成を目指すための自治形成に向けたイベントで、参加者同士が活発にディスカッションを行いました。

2回目のワークショップで、行政機関が発信する情報がなかなか理解されていないことがわかり、最終回となる3回目のワークショップ（2020年2月実施）では、「足立区役所危機管理部防災担当者」や当マンションの存するエリアで活動する「NPO法人子育てパレット」による講演会を実施しました。
2019年の台風19号の際のエピソードを交えた講演内容に、参加者からは「防災について改めて考える機会になった」「マンション住民との交流の場ができてよかった」といった声をいただきました。
各イベントの参加者からは毎回好評をいただきましたが、イベントに参加いただいた方の人数、年齢・家族構成に応じて興味関心度合いが大きくばらつきがあるなど、今後の課題も発見することができました。

現在販売中の新築分譲一戸建『グランフォーラム東浦和』（埼玉県さいたま市、総区画数19区画）では、近隣の保育園で紙芝居やソーラーランタンのワークショップを行い、防災について楽しく学んでいただくイベントを開催しました。
『グランフォーラム東浦和』は、地域の避難場所に指定されている「井沼方公園」至近に位置するため、保育園児のみなさまにも防災についての意識を持ってもらえるよう、“ものづくりで災害と関わる”をテーマに活動する「ツクモル」（運営会社：有限会社ヒゲプロ、HP：http://tsukumoru.com/）とともに、今回のイベントを企画しました。

①防災かみしばい
地震をテーマに、避難時の行動について紙芝居とクイズで学んでいただきました。クイズに一生懸命答えていた園児からは「家に帰ったらおかあさんに教えてあげるの！」という声も聞かれ、家族で防災について考えるきっかけとなる時間となりました。

②手作りソーラーランタン ワークショップ
普段はインテリアとしても使用できる、可愛い防災グッズとして注目を集めているソーラーランタンですが、カラフルなセロハンを使用して、園児ひとりひとりの手によって個性豊かな作品となりました。

当社では、誰もがより愛着をもって、楽しく安心して暮らせるように、すごしかたを街から考える活動「マチカツ」に取り組んでおり、入居者さまだけではなく、近隣にお住いの子どもたちやご家族さまにとっても、防災について考えるきっかけとなるような活動など、いつまでも安心して暮らせる街づくりをめざします。