
街から感じられる
優しい雰囲気は
ずっと変わらない。
(約450m/徒歩6分)
取材・撮影(2024年11月)
1961年(昭和36)にオープンした「キッチンマカべ」。多くのメディアにも取り上げられる優しい味わいの洋食メニューを求め、地元の方はもちろん、週末になると遠方から訪れる方も少なくないとか。この街で育った2代目店主の兵藤智さんにお店や祖師谷の街の魅力についてお聞きしました。
教えてください。
中華もやっていました。

1961年(昭和36)のオープン当初、この辺りには畑も多く今とはぜんぜん違う景色が広がっていました。そういう街並みだったのでナイフとフォークを使う洋食なんて流行らないんじゃない?なんて周りの人に言われまして、それで初代が中華のコックさんを引き抜いてきてやり出したのがはじまりです。ラーメンやタンメン、餃子なんかが人気でしたね。
どう変わりましたか。
美味しいご飯のある街
ですね。

個人商店はだいぶ減りましたね。わたしが子どもの頃はおもちゃ屋さんや和菓子屋さんなんかもけっこうありました。当時はスーパーなんてないですから、食料品を扱うお店はとても賑わっていましたよ。今でも駅前の商店街はとても元気だし、街の人のやわらかい雰囲気は当時から変わらないですね。


多いのでしょうか。
著名人も
多くいらっしゃいます。
昔は学生さんが多かったんですが、今はファミリー層がメインです。地元の方はもちろん、週末になると電車などを使って来てくれる方もいらっしゃいます。あとは撮影所が近いので、映画や芸能関係の方も多いですね。私自身はキッチンにいるのでけっこう気が付かないことも多いのですが(笑)店内にはいろいろな方のサイン色紙を貼らせていただいております。
優しいところですかね。

街全体の雰囲気が優しい。住んでいないとなかなか分からないところかもしれませんが、これが一番の魅力だと思いますね。それから「砧公園」「祖師谷公園」という大規模な公園があるのも大きいです。「砧公園」は普段よく散歩するスポットで、花見の時期は本当にきれいですよ。街中にこれだけの緑があるのは大きな魅力のひとつだと思います。
砧公園(約2,040m/徒歩26分)
オープン以来、多くの人たちに愛されてきた洋食の名店。親子3代にわたり大切にしているのは、手づくりで手間暇を惜しまないこと。幅広い世代に支持されるオムライスやクリームコロッケ、厚切りのロース肉を使ったポークジンジャーなどは、どれも素材本来の良さを大切にした優しい味わいのものばかり。1階にはカウンターとテーブル席、2階には広々とした空間にテーブル席が置かれ、訪れる人数やシーンによって選べます。



住所:世田谷区祖師谷3-1-15
電話:03-3482-3748
営業時間:11:15~14:00(L.O.) 17:00~19:00(L.O.)
木・隔週水休
※掲載の写真は全て
2024年11月取材時に撮影