「コンパクト住戸」と聞くと、どんな住まいを思い浮かべますか?
多くの方が「狭い」「単身者向け」「投資用」といったことを想像されるのではないでしょうか。しかし、現在のコンパクト住戸は、広さの枠を大きく超えた多彩な価値を備えた住まいに進化しています。このコンテンツでは、その魅力のポイントをお伝えします。とくに、「70㎡台を探しているからコンパクトは関係ない」「子供がいるから50㎡台は検討外」という方にこそ、ぜひお読みいただきたいと思います。
多くの方は「コンパクト住戸=狭い」と考えます。たしかに、専有面積の数字だけで比べると、50㎡台の住まいが60㎡台や70㎡台の住まいよりも狭いのは、隠すことのできない事実です。だからこそ、コンパクト住戸には、住まいにゆとりをもたらすさまざまな工夫が必要です。その基本は、廊下の面積をできるだけ少なくしたり、扉を引き戸にすることで、有効生活面積をできる限り確保することですが、コスモスイニシアではこのほかにもきめ細かな工夫を随所に採用しています。
居室はすっきりと整形された空間であるほうが、広さや開放感を感じることができます。そこで、間取りは出来る限り凹凸をなくし、柱や梁を居室の内側に出っ張らせない逆梁アウトフレーム工法やボイドスラブ工法を取り入れています。天井の梁が少なくなることで圧迫感が軽減され、また、居室の角の柱が無くなることで家具もすっきりとレイアウトできるため、数字上の広さよりも有効活用面積が大きく確保できます。モデルルームを見学されるお客さまのなかには、「この広さで、本当に50㎡台!?」と驚かれる方もいらっしゃいますが、居室を広々と演出する工夫が効果を発揮しているのではないでしょうか。
メインバルコニー側の窓面には、外の陽光をふんだんに取り込む連窓サッシを採用。トールスライドウォールが連窓サッシ間の壁にきれいに収まる設計となっているため、ひとつながりの窓ならではの高い開放感を楽しめます。
アウトポール設計により、バルコニー側居室のコーナー部に柱が出ないため、空間はすっきりとした印象。効率の良いスクエアな空間で、家具のレイアウトがしやすいのもメリットです。
住戸内は一般的な工法よりスラブを厚くし、小梁を出さず開放的な空間にしています。
リビング・ダイニングと洋室を一つの大きなくつろぎスペースとして利用したり、時にはリビング・ダイニング+もう一つの個室として利用したり、居室の用途を固定しないでシーンに応じて可変させることができれば、居室の広さを超えた機能性が生まれます。これを実現するために、コスモスイニシアでは、間取りの可変性をもたらす可動間仕切り「スライドウォール」をコンパクト住戸においても積極的に採用しています。テレワークが普及しつつある昨今は、リビング・ダイニングの一部を仕事スペースとして活用される方からもご好評をいただいています。
開ければ広々としたリビングスペース、閉じれば個々の空間として使うことができます。
どんなに広い部屋でも、そこにたくさんのモノがあったら窮屈になります。だから、モノを仕舞う収納スペースは、開放的な暮らしに欠かすことができません。コスモスイニシア では、限られたスペースの中で収納力を確保するために、さまざまな工夫を施しています。ウォークインクロゼットやFUTON収納などの大型収納スペースは、天井までの高さを無駄なく活かし、さまざまな収納用途に使えるように配慮。大型の収納スペースが確保できないプランでも、物入れを随所に設置したり、洗濯機置場の上部や洗面室など、ほんの少しのスペースも収納として無駄なく活用し、居室のゆとりにつなげています。
このように、現在のコンパクト住戸は、見た目のスッキリ感・広々感と、居室の用途をフレキシブルに変えられる間取りや機能的な収納が、広さを超えたゆとりをもたらしてくれます。単身や二人暮らしの方だけではなく、お子様がいらっしゃるご家族でも、暮らし方の工夫次第で、ご検討される価値が十分あるのではないでしょうか。ぜひモデルルームでも、実際の広さを体感してみてください。
コンパクト住戸の特長の一つに、都心の利便性の高い立地に計画されることが比較的に多いことが挙げられます。駅近の物件も多いため、マイカーや自転車に頼らないシンプルなライフスタイルを実現します。住まいとオフィスが近接すると、通勤のための移動時間が短縮され、時間的なゆとりももたらされます。また、都心にはテレワークが可能なカフェやワークスペースも数多くあるため、無理をして住まいの中にワークスペースを確保する必要もなくなるかもしれません。シンプルで軽快なライフスタイルをかなえてくれるのも、コンパクト住戸の大きなメリットと言えます。
マンションの価格は専有面積の広さが基準になるため、コンパクト住戸は価格面でもご検討いただきやすいのではないでしょうか。例えば60〜70㎡台の住まいを探しているけど価格面で条件が合わないという方は、ぜひ一度50㎡台の住まいもご検討いただくことをおすすめします。いま賃貸住宅にお住まいの方も、資産形成の一助になるマンション購入をぜひご検討いただきたいと思います。その際、コンパクト住戸は価格的に魅力的な候補になるのではないでしょうか。また、前述の通りコンパクト住戸は都心・駅近物件が多いため、資産としての評価を維持しやすいと考えられる物件も数多くあります。将来的にライフスタイルが変化したり、ご家族が増えたりして、住み替えや賃貸運営という選択肢を検討することになったとしても、コンパクト住戸ならではの対応力が期待されます。
いま世の中では、モノを購入するのではなく、使う分だけ支払う「サブスクリプション」のサービスが一般的になりつつあります。また、在宅ワークや新しい生活様式によって行動範囲が小さくなったり、生活の様々な場面で時短や効率という考え方が注目されるようになっています。このように、社会の潮流はコンパクトやスマートさへと向かっているとも言えます。
それは窮屈になったり不便になることではなく、より機能的で豊かな社会に向かっているとも言い換えられるのではないでしょうか。コンパクト住戸は、このような時代の流れにもマッチする、賢くて新しい選択肢の1つです。 ぜひ皆さまもご検討してみてください!
※本文中でご紹介した工法や設備・仕様は、住戸により異なる場合があります。
詳しくは各物件担当者にお問い合わせください。
※掲載の写真はすべてイメージです。