コスモスイニシアの小さなこだわり×大きな誇り 「敷地」の広さを超えた価値を求めて

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コスモスイニシア には3つの“こだわり”があります。

一つ目は「見てわかる“こだわり”」。
これは、デザインをはじめ、見ただけで「使いやすそう」と感じていただける、わかりやすく明快な“こだわり”です。

二つ目は「使ってわかる“こだわり”」。
これは、一度でも使い心地を体験すれば「いいな」とわかる“こだわり”です。

三つ目は「使い続けてわかる“こだわり”」。
これは、最初は気づかなくても、暮らし続けることで実感いただける(かもしれない)“こだわり”です。
この“こだわり”は、コスモスイニシアの「当たり前の品質」として一つひとつの住戸に込められていますが、
決められたメニューはありません。
しかし、そこには作り手のさまざまな想いが込められており、皆さまの住まい選びにもきっと役立ちます。
このコンテンツでは、こうした私たちの“こだわり”をご紹介していきます。

一つとして同じ形の土地は無いから、どの物件でも試行錯誤の連続。

【福地】 まず、区割りとはどんな作業なのか、簡単に説明しましょう。
まず計画地を確認します。これが実にさまざまで、3~4区画程度の敷地から、20区画以上の区割りが可能な大きな敷地もあります。形状も多様で、必ずしも整形な敷地ばかりとは限りません。このような土地を宅地として区割りするわけですが、自由に分けるわけにはいかなくて、まずいくつかのルールに則って区割りをします。
【秋桜】 私有地だから思い通りにできると思いましたが、どんな制約があるんですか?
【福地】 代表的なものが「接道義務」です。これは、「建物の敷地が道路に2m以上接していなくてはならない」という建築基準法の決まりです。また、自治体によっては敷地の最低面積が決められていることもあります。
このような基本的な決まり事をクリアするだけでも、ちょっとしたノウハウが必要なんです。

「区割り会議」を繰り返し、設計段階で精度の高い区割りを追求。

【福地】 このようなことを基本に、具体的な区割り案を出していきます。それを「区割り会議」で精査します。この会議には分譲部門、建築部門、商品企画部門などから10人ほどの専門スタッフが集まり、図面に修正を加えていきます。この作業を1ヶ月の間に2~3回ほど行い、精度を上げていくのです。
【秋桜】 なるほど。会議ではどのようなことをチェックされているのでしょうか。
【福地】 一口には説明しにくいのですが、敷地の形状と、そこに建てられる住まいの形状などをトータルに考え、バランスをとりながら、「この線で本当にいいのか?この広さで充分なの?」といったことを検証しながら、スタッフ同士で確認したり議論します。
同時に販売時の価格のことも考えなくてはなりません。そのためには、この土地を選ぶ方々の世代やライフスタイルなども、きめ細かく想定しなくてはなりません。だから、色々な部門の専門家の経験や知見が必要なのです。

【福地】 私たちが区割りを行なう際の大きな考え方が「効率だけを追求しない」ということです。極端な言い方になりますが、同じ敷地ならより多くの住戸に分けた方が沢山のご家族に住んでいただけますし、事業的にもメリットがあるかもしれません。
でも、そうした商品づくりは他の会社でもやれるわけで、私たちは、私たちにしかできない商品をつくりたいと考えています。そのために、効率や価格以外にも共感してもらえる何かを物件ごとに追求しています。
その最初のこだわりが区割りなのです。さらに、その土地に残された自然の一部や土地の記憶に通じるものを継承することを心がけ、その物件の周辺を含めた地域の価値が上がったと思ってもらえるように工夫を凝らしています。

効率よりも街としての魅力を大切にする「区割り」の事例

【福地】 これは、以前当社が手掛けた物件の、初期段階の区割り図です。
当初は13の区画が想定されていました。L字形の道路を中心に、各住戸が整然と立ち並んでいます。

【福地】 例えば、直線的に住戸が並ぶ景観は単調で魅力に乏しいですし、道路が細長く、転回路(T字路)がいびつにな形になってしまっているため、中央部分を転回路にすることで道路線系を整えました。
また、自家用車をどう入れるかというのは非常に重要で、駐車場の位置で必然的に玄関の位置や建物のプランが決まってきます。とくに、10・11の不整形な区画には、素敵なプランを入れることが難しそうでした。
さらに、それぞれの住戸に充分なゆとりがあるか、また、隣の住戸との見合いはどうか、そんなことを考えながら区割りを見直し、最終的に窮屈な13宅地をやめ、ゆとりある12宅地とすることを選択しました。

【福地】 はい、この物件でこだわったのは、周辺の緑の多い環境を活かしながら、画一的でない柔らかなリズムのある街並みにすることでした。
開発道路を分岐させ、曲線をつけることで、街の奥行きや懐の深さを感じさせました。また、あえて区画を1つ減らすことでゆとりをもたせました。
図面ではわかりにくいですが、北側に既存の公園があり、古くから存在する保存樹が街区のゲートツリーとなるようにデザインしました。これが道路の位置を変えた理由の一つでもあるんですよ。周囲にも緑が多い土地柄だったので、そのような環境を活かしたり、調和させることにもこだわっています。
道路をカーブさせるのは土地の効率的な活用という面からはマイナスですが、街に魅力が生まれ、より快適な暮らしを演出できるのであれば、取り入れる価値は充分にあると思います。

お隣さんと窓からお見合い、、、そんなことも区割りでケア。

【福地】 区割りで気を使うのは、実は土地の使い方よりも、そこに建つ住戸の住み心地なんです。とくに重要なのが、隣接する住戸のリビングの窓やバルコニーが、互いに向き合わないように想定しながら検討することです。
当社の戸建はSOLA LIVINGという2階リビングを設定しています。家族が集まるこの空間を一番気持ちのいい場所にしたいので、リビングからつながるバルコニーについてはとくに気を使います。陽当たりや高低差といった固有の条件を勘案しながら、リビングの位置に合わせて向かい合う区画を微調整したり、それぞれの窓の設置位置や大きさを同時に検討します。
【秋桜】 なんだかパズルのような作業ですね。
【福地】 立体的なパズルと言えるかもしれませんね。バルコニーの位置は敷地の高低差にも関係するので、区割りは平面だけでなく、立体でも検討しています。高低差が大きくて詳細な検証が必要な場合は、模型を作り、通常の倍以上の時間をかけて、その区割りが良いのかどうかを確認することもあるんです。
【秋桜】 模型までつくって検証するとは!
【福地】 やり直すことが出来ない作業ですから、とにかくできる限りのことをしておきたいのです。

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