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本年度グッドデザイン賞6物件同時受賞 分譲マンション3物件、分譲戸建住宅2物件、賃貸マンション1物件 グッドデザイン賞、9年連続受賞 |
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平成22年9月29日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(株)コスモスイニシア(本社:千代田区、社長:高木嘉幸)は、このたび、『2010年度グッドデザイン賞(Gマーク)』(財団法人日本産業デザイン振興会主催)を受賞いたしましたので、お知らせいたします。 受賞したのは、分譲マンション『イニシア瑞江』(江戸川区/総戸数76戸/販売済み)、『イニシア横濱鶴見』(神奈川県横浜市鶴見区/総戸数44戸/販売済み)、『イニシア箕面小野原』(大阪府箕面市/総戸数43戸/販売済み)、分譲戸建住宅『ココラボモデル環境共生住宅(東京デコルテ)』(八王子市/総棟数2棟/販売中)、『舞浜の杜』(千葉県浦安市/総棟数2棟/販売済み)、賃貸マンション『ル・ボワ平和台』(練馬区/総戸数63戸/賃貸募集中)で、住宅業界有数の計6プロジェクト同時の、そして、2002年度以来9年連続の受賞となりました。 同年度に6プロジェクト受賞は当社でも過去最多件数であり、また、今回、当社主力の分譲マンションプロジェクト以外の分譲戸建住宅プロジェクト、サブリース(転貸)マンションプロジェクトでは初の受賞となり、当社が提供する住宅の全分野での同時受賞となりました。 ※当社『グッドデザイン賞受賞』紹介ウェブページ:http://www.cigr.co.jp/ourservice/supply/gooddesign/ 当社では、独自の視点にこだわり、高い居住性能を持つ、高品質の住まいづくりを追求しておりますが、デザイン面においても「シンプル&リッチ」をコンセプトとし、プロジェクト全体のランドスケープ(環境)や外観、照明計画などにそれぞれのガイドラインを設け、供給する全てのプロジェクトにおいてデザイン性の追求を図っております。また、形態上のデザイン追求のみならず、「人々の快適な生活の場を創造」する新たな生活価値の提案や、暮らしのデザインについても追求し、各プロジェクトにおいて展開しております。 これは、「生活の質的向上と産業活動のさらなる高度化、すなわち私たちの生活をより豊かにするであろうものごとについて同賞に選定するもの」とした『グッドデザイン賞』が掲げる目的にも相通ずる部分も多く、このような観点から評価を頂いたものとして大変栄誉あることと考えております。 今後についても、当社の企業理念である「Next Value For The Customer ~お客様に求められる、次の価値をつくる~」に基づき、住宅の提供を通じて、住まうという住宅本来の性能・品質の向上に加え、より豊かに、より美しくといったデザイン性の向上、並びに、新たな生活価値の提案を同時に追求し、地域社会との調和の取れた街づくりに貢献して参ります。 参考)「グッドデザイン賞(Gマーク)」※(財)日本産業デザイン振興会HP(http://www.g-mark.org/)より抜粋 「グッドデザイン賞(Gマーク)」は、1957年に通商産業省によって設立された「グッドデザイン選定制度」を継承し、1998年より財団法人日本産業デザイン振興会の主催事業として運営される、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨制度です。これまで50年以上にわたって新しい時代の文化と生活を創造することを目的に「より豊かなライフスタイル」と「良いビジネス」を導く運動として展開され、のべ受賞件数は35,000件以上にのぼり、今日では国内外の多くの企業や団体が参加しています。また、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」はすぐれたデザインを示す象徴として広く一般に親しまれています。 <受賞プロジェクト概要> ■『イニシア瑞江』(分譲マンション):生活領域/戸建住宅・集合住宅ユニット 【概要】 公園や河川等、水と緑が豊かな江戸川区内の区画整理された街並みに立つ76世帯の分譲集合住宅です。大地から水や栄養を吸い上げ、陽の光を浴びて育つ、花や木々にならい、無理なく、自分らしく、健康的に、人も自然体で心地よい毎日を暮らせる住まいづくりを目指しました。ライフスタイルの多様性への対応と、家族の時間軸に順応すべく【ライフサイクルプラン】というプランシステムを開発しています。 【達成しようとした目標】 都市の集合住宅において住まい手の時間軸による生活行動に対し、【間取りが住まい手に順応する】ことにより同じ住居において、永く多様に暮らし続けるサスティナブル性を向上させることを目指しました。 【審査評価ポイント】※審査委員による評価コメント 「家族の生活のライフサイクルに対応したフレキシブルで細やかな平面計画が評価できる。さらに意欲的な空間デザインを期待したい。」
■『イニシア横濱鶴見』(分譲マンション):生活領域/戸建住宅・集合住宅ユニット 【概要】 本物件のコンセプトとしてある「自在の家」では、住まい手がその時々の置かれた状況に応じて自在に間取り=領域を設計します。 今までの分譲型集合住宅は作り手が間取りを設定し、住まい手はその間取りに合せて住みこなすという傾向が続いていました。「自在の家」は住まい手が自由に生活を思い描けるキャンパスのような“まっさら”な空間や、敢えて空間を仕切らない曖昧な“余白”を設けた住宅の企画です。 【達成しようとした目標】 作り手が部屋数を一方的に決めたnLDKから脱却し、住まい手の家族構成やライフスタイルに合わせて、住まい手に合った空間を作り上げられる家作りを目指しました。 【審査評価ポイント】※審査委員による評価コメント 「インテリアを含む住み方のバリエーションが豊富に例示されて、ユーザーにわかりやすさと自由度を提供していると考える。」
■『イニシア箕面小野原』(分譲マンション):生活領域/戸建住宅・集合住宅ユニット 【概要】 緑豊かな街、大阪府箕面市。土地区画整理事業として生まれ変わるこの街のシンボルになるべく、自然環境に調和した人に優しい環境共生マンションをコンセプトに掲げました。小規模ながらマンション内には、屋上菜園や共用廊下の壁面緑化、バルコニーに日除けシェード用フックを設置するなどの工夫を随所に取り入れています。また入居者向けにエコ講習会を実施するなど、実生活でエコを実践できる環境も整え、より現実的なエコ生活を提案しました。一方、建物の外観は北側の公園から続く沿道緑化をより一層際立たせる明るいデザインと、植栽計画においては多くの樹木を配し、柔らかい印象を持たせています。 【達成しようとした目標】 環境共生マンションとして、建物の機能を充実させるだけではなく、将来も見据えたソフト面(入居者向け講習会・勉強会など)にも重きを置き、「エコマンション」の提案でとどまるのではなく、いかにして「エコ生活」の提案につなげるかを目標としました。 【審査評価ポイント】※審査委員による評価コメント 「屋上緑化が単なる緑化ではなく、菜園として機能するための仕組みも充実させているところが意欲的である。野菜を育てることは子供の育ちにとっても非常に良いであろうし、かつコミュニティーが広がるきっかけにもなるであろう。」
■『ル・ボワ平和台』(賃貸マンション):生活領域/戸建住宅・集合住宅ユニット 【概要】 有楽町線平和台駅徒歩3分の交通利便性の高いスポットに位置する賃貸集合住宅です。4F建ての中層建物でありながら石灰石骨材を利用、スランプを15cmとした耐久性の高いコンクリートを使用し、共用部においては、積極的にLED照明を採用することで、環境負荷削減を実現しています。また専有部内には複層ガラスのほかトレーサビリティの確立している紀伊半島吉野産の杉・檜の無垢材をフローリングに採用しています。 【達成しようとした目標】 RC壁式構造を採用することで、柱・梁を排除しスクエアな空間を創出。余計な装飾を排除し、シンプルで硬質なデザインとコンクリート打放のテクスチャが、無垢材の温かい素材感とのコントラストとなり、その“本物”の持つあたたかみと環境価値が、本物件のターゲットとなる環境や素材に感受性の高い都心勤務単身者に対して強い訴求効果となることを狙いました。 【審査評価ポイント】※審査委員による評価コメント 「特に共用空間においてしっかりしたデザインの質が保たれ、ワンルームマンションの画一的なイメージを払拭している。」
■『ココラボモデル環境共生住宅(東京デコルテ)』(分譲戸建住宅):生活領域/戸建住宅・集合住宅ユニット 販売HP:http://www.hosoda.co.jp/cocolabo/index.html 【概要】 【ココラボ】とはユーザー参加型の新しい産学共同研究システムです。2008年度に「人に、環境に、やさしい家」をテーマとした研究を実施し、今年2棟の木造戸建住宅を具現化しました。自由度の高いフレキシブルな間仕切りを具現化する構造計画、住まい方の変化などの時間変化へ対応性をもつプランニング・主要構造部材には国産無垢材を使用し、住まい手にも環境にもやさしい計画としています。又、通風の研究により街区の風の分析・建物間の風の流れ・建物内の風の動きを設計に取り入れました。建築空間のデザインに加え、敷地周辺も含めた風環境や温熱環境のシミュレーションを行うことによって環境に配慮した計画としています。 【達成しようとした目標】 環境へ調和しながら、人が健康で快適な生活をおくることができる住宅の一つの形を目指しました。【家族が永く住み続ける家、街並みを創造する家、健康・エコ素材の家、ラクラク家計簿の家、季節と上手に付き合う家】という5つの視点から研究を重ね、シミュレーション~計画~実測という設計手法によって、人にも環境にも優しい家の実現を目標としました。 【審査評価ポイント】※審査委員による評価コメント 「環境への配慮とデザイン性、住み心地を両立させようとする意欲的な取り組み。次世代へと繋がるあり得べき住宅の姿を考える上で意義深い。」
■『舞浜の杜』(分譲戸建住宅):生活領域/戸建住宅・集合住宅ユニット 【概要】 本計画は浦安市弁天の全30区画中、2区画にて環境共生をテーマに分譲住宅を建設したプロジェクトです。この地域の夏季の卓越風の向きが南と南南西である事が風シミュレーションでわかり、開発地の南端に約330㎡の緑地帯を設け、街区全体に緑地帯を通って冷やされた風が行き渡るよう、道路線形、宅地の配置を行いました。また、宅地内には、建物の南側に配置した樹木の間を通って冷やされた自然の風が、平面的に立体的に通り抜ける事を狙った窓位置の設定等、設計上の工夫を随所に行いました。さらに隣接した緑地帯との間に冷気の溜まり場ができることで、室内は夏場でもエアコンに頼らない、心地よい環境を創造しています。 【達成しようとした目標】 住空間における夏の快適性を、街区計画・建物配棟・プランニングにより持続向上させていくことを目指しました。 【審査評価ポイント】※審査委員による評価コメント 「十文字平面形にすることで、住宅地の持つ表裏の問題を解決しようとする試みは意欲的。環境共生住宅のよい事例となってほしい。家と家のすき間が程よい風を通し緑が育つ外部空間になる期待が持てた。」
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