洗面所をおしゃれにしたい人必見!こだわり空間はどうつくる?

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洗面所は、家族だけでなくお客さんも使う場所なので、普段からおしゃれできれいに整った印象にしたいですよね。

しかし、洗面所は多機能空間であるがゆえ、置くべきものがたくさんあります。特に、毎日使う日用品が多いので、片付けが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

では、限られたスペースの中で、すっきり整っていておしゃれに見える洗面所をつくるには、どうすればよいのでしょうか?

この記事では、少しの工夫でできることから、新しく住宅を購入するまたはリフォームをするときに検討すべきことまで、おしゃれな洗面所をつくるポイントをお伝えします。

家族もお客さんも気持ちよく過ごせるような、こだわりの洗面空間をつくっていきましょう!

 

目次

 おしゃれな洗面所づくりで欠かせないこと

 洗面所で何をするか

 洗面所に何を置くか

 洗面所をどう見せたいか

 洗面所をおしゃれに見せる5つのポイント

 色合いを整える

 素材にこだわる

 汚れが目立たない工夫をする

 生活感を出さないようにする

 「隠す収納」と「見せる収納」を考える

 洗面台はどうつくる?

 洗面台の種類

 洗面台はどう選ぶ?

 洗面ボウルの選び方

 収納棚はどうつくる?

 どこに収納スペースをつくる? 

 既存の収納棚がない場合の工夫

 まとめ

おしゃれな洗面所づくりで欠かせないこと

洗面所は、家の中でも特に限られた広さしか取れませんし、ただでさえ置くものが多いですよね。整理整頓が難しいと感じていませんか?

おしゃれな洗面所をつくるには、まずは「適切な場所に適切なものを置くこと」を心がけましょう。簡単だと感じるかもしれませんが、意外とできていない場合が多いです。

例えば、使いっぱなしのドライヤーが置いてある、お風呂に入るときに着替えを置くスペースがない、体重計が通路を邪魔している、化粧品が出しっぱなしになっているなど。
普段の生活で「ちょっとだけ」気にかかることはありませんか?
この「ちょっとだけ」が多くなってしまうと、整頓された空間から一気に遠のいてしまうのです。

それでは、洗面所づくりの基本的な考え方を説明していきます。

洗面所で何をするか

まずは、「洗面所で何をするのか」という根本的な部分から考えていきましょう。
顔を洗う、歯を磨く、髪の毛を乾かす、化粧をする、お風呂に入るために着替えるなど、洗面所での行為は、家の他の空間と比べると意外にたくさんあることがわかります。

中には、洗面所に洗濯機やトイレが設置されている家、洗面所を広くしてアイロンがけまで行えるスペースをつくる家もあります。

洗面所はとてもコンパクトな空間ですが、その中でたくさんの行為が発生する多機能空間だということを、まずは認識しておきましょう。

洗面所に何を置くか

洗面所でのさまざまな行為を想像してみると、洗面所に置くべきものや収納スペースのあり方がわかってきます。

現在住んでいる家の収納スペースを見てみると、ものの量は多いのか・少ないのか、狭く感じないか、見栄えはどうなのかなど、感じる点が色々あるかと思います。
狭く感じる場合は、もっと広い洗面所が必要かもしれませんし、収納を工夫することで改善できるかもしれません。

また、必要だと思って置いているものでも、実際は別の場所でよい場合もあります。
全く使わないようなものを洗面所に置いていませんか?
例えば、まだ使わない新品のバスタオルがずっとスペースを圧迫していることもよくあります。

洗面所のようにスペースが限られる場所では、実際の行為を想像して、「なぜこの場所に置くのか」をシビアに考えることが大切なのです。

新しく住宅の購入を考えている、もしくは洗面所のリフォームを考えている場合は、現在住んでいるスペースに対してどう感じるかを覚えておきましょう。
現在住んでいる住まいのよい点、不満がある点をまとめておくと、よりよいスペースへと改善していくことができます。

洗面所をどう見せたいか

洗面所は、家族だけでなくお客さんも利用する場所なので、見栄えにも気をつける必要があります。
片付けてすっきりさせたものの、何か整わない・もの足りないと感じるのは、見せ方に問題があるからかもしれません。

まずは、洗面所を「どう見せたいか」を考えてみましょう。
清潔感があるように見せたい、落ち着いた雰囲気に見せたい、シンプルでかっこよく見せたいなど、その人によって様々な要望があると思います。

「どう見せたいか」が分かれば、次は適切なアイテムを選んでいきます。
例えば、タオルの色合い、収納棚の素材や見せ方、洗面ボウルの種類、照明の色など、さまざまな方法で空間の演出が可能です。

見せたいイメージを考えながら空間を整えていくと、少しの変化でも印象をがらりと変えることができるのです。

洗面所をおしゃれに見せる5つのポイント

おしゃれな洗面所をつくるには、どんなことに注目すればよいのでしょうか。
ここからは、見せたいイメージへ空間を整えていく5つのポイントを紹介していきます。

色合いを整える

まずは、空間全体の色合いを考えてみましょう。
タオル、歯ブラシ、歯磨き粉、収納棚、洗濯機、石けん、洗剤など、洗面所においてあるものの色合いを整えることで、すっきりとまとまった空間に見せることができます。

メインの色+さし色でもよいですし、全体を白やベージュなどの淡い色味で揃えても柔らかい印象になります。

 

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使う色のルールを決めると、空間への統一感が一気に生まれてきます。

素材にこだわる

洗面台や壁面、収納棚などの素材にこだわることも重要です。

 

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例えば、木製の洗面台はぬくもりのある温かい印象になりますし、つるりとした素材であるホーローの洗面台は清潔感があふれる印象になります。

壁にワンポイントでタイルを使うのもおすすめです。

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タイルは、種類によって重厚感や軽やかさ、爽やかさなどさまざまな雰囲気を演出できます。

汚れが目立たない工夫をする

洗面台や床は、日々使う中でどうしても汚れてしまう箇所です。
水垢がついたり、髪の毛が落ちたりします。さらに石けんやワックス、歯磨き粉の破片などがこびりついてしまいます。
毎日掃除をしてきれいに保つのがよいのですが、共働きの世帯などどうしても忙しい場合は、つい掃除を怠ってしまうこともありますよね。

実は、素材によっては汚れが目立ちやすいものがあります。
例えば、洗面ボウルがガラスでできている場合です。
見た目には爽やかな印象を受けますが、実際は水垢が目立ちやすく、日々使っているうちに透明ガラスの向こう側が見えなくなってしまいます。
また、白い素材の洗面台や床は、髪の毛が落ちるなど少しの汚れでも目立ちやすいのです。

汚れやすい部分の素材は、十分注意して選ぶようにしましょう。

生活感を出さないようにする

ホテルやレストランにある洗面所は、なぜおしゃれに見えるのでしょうか?
それは、生活感を出していないからです。
どういうこと?と思った方は、自宅の洗面所と比べてみるとよいでしょう。

〈自宅の洗面台〉

自宅の洗面台

 

自宅の洗面台

 

〈ホテルの洗面台〉

家の洗面所に置いてあるものは、コップ、石けん、タオル、ティッシュ、歯ブラシ、化粧水、洗剤、掃除用具、体重計、予備のシャンプー、洗濯物などです。

一方、ホテルやレストランの洗面所に置いてあるものはグラス、石けん、タオル、ティッシュ、歯ブラシ、化粧水、植栽などです。

ホテルやレストランと違い、家の洗面所では、「生活感のあるもの」を見えるところに置きがちです。
おしゃれな空間をつくるには、見せるものの量と質を考えることが大切です。家族だけが使うものと、みんなが共通して使うものをどれだけ分けて収納できるかがポイントなのです。

「隠す収納」と「見せる収納」を考える

洗面所をおしゃれに見せるうえで、なくてはならないのが収納です。

洗面所は、ただでさえものが多くなりがちです。
いかにたくさんのものを収納してすっきり整えて見せるかで、洗面所の印象が180度変わるといっても過言ではありません。

洗面所では、「隠す収納」と「見せる収納」の使い分けが重要です。

「隠す収納」は、普段使わない物や見せたくない物を、表に出さないための収納です。戸棚や蓋つきのケースといえばイメージが湧くでしょうか。
例えば、洗剤や床を拭く雑巾、掃除道具、石けん・歯磨き粉・歯ブラシなどの予備、ドライヤー、カミソリ、化粧品、体重計などは、お客様が来たときに出しておく意味がありません。よって、見えないように「隠す収納」に入れておきます。
「隠す収納」は、「量」に重点を置く収納術です。

一方で「見せる収納」とは、その名の通り、見える場所に物を置くことです。
例えば、フレグランス(アロマディフューザー)、観葉植物、石けん、ティッシュ、時計などでしょうか。
これらはすぐに取り出しやすく、また収納していると同時にディスプレイの役割も果たし、空間の雰囲気づくりにも役立ちます。
「見せる収納」は「質」に重点を置く収納術なのです。

見せる収納と隠す収納の使い分けで、洗面所の雰囲気をうまくコントロールできるのです。

収納についてはこちら:住まいの見栄えが変わる!理想のマンション収納を考えよう!

洗面台はどうつくる?

洗面台には、色・素材・形を含めてさまざまな種類があります。

まずはどのような種類があるか、さらには種類の違いによってどのように活用できるかを紹介していきます。

洗面台の種類

まず、洗面台は基本的に「洗面台」と「洗面化粧台」の2種類に分けられます。

「洗面台」とは、洗顔や歯磨きを行えるように、洗面ボウル・水栓・鏡などを組み合わせたものをいいます。
一方、「洗面化粧台」とは、化粧をしたり身だしなみを整えたりするための機能を洗面台に付随したものです。例えば、ドライヤーが使えるようなコンセントが付いていたり、化粧がしやすいように照明が付いていたり、化粧品やドライヤーなどをしまっておけるような収納がたっぷり付いていたりします。

洗面化粧台には、以下の2つのタイプがあります。

・ユニットタイプ

洗面化粧台ユニットタイプ

洗面ボウルや鏡、収納、照明、水栓がコンパクトにまとまった据え置き型の洗面化粧台です。
近年は、機能やデザインのバリエーションも増えてきており、空間に合わせたコーディネートがしやすくなりました。

・システムタイプ

洗面化粧台システムタイプ

洗面台の高さや間口の寸法、洗面カウンター、洗面ボウル、収納、水栓、素材などを自由に選び、設計できるのがシステムタイプです。
洗面所の空間ボリュームに合わせて自由にコーディネートできるので、洗濯スペースや脱衣スペースとも調和を図りながら、オリジナルの洗面空間をつくることができます。
こだわりをもって洗面台をつくりたい方におすすめですよ。

洗面台はどう選ぶ?

洗面台の寸法は、空間に合わせて設定することができるものと、あらかじめ設定されたサイズから選ぶものがあります。
洗面化粧台でいうと、据え置き型のユニットタイプはあらかじめ寸法が決まっているものが多く、システムタイプは自由に大きさを設定できるものもあります。

洗面台の間口は、洗面所全体の空間の大きさや、洗濯機・収納棚などの設置場所との関係性を見て検討するようにしましょう。
もし、あまり広いスペースが取れない場合は、コンパクトかつ収納性の高いユニットタイプがおすすめです。
一方、洗面所のスペースが大きい場合は、カウンターを広めにとり、ゆったりと使えるようなシステムタイプにしてもよいでしょう。

また洗面台の高さは、80センチメートル前後で設定されることが多いですが、使いやすさは人によって異なります。実際に洗面台の前に立って使いやすい高さかどうか、確かめてから選ぶようにしましょう。

洗面ボウルの選び方

洗面台選びで特に趣味嗜好が分かれやすいのが、洗面ボウルです。
洗面ボウルはたくさん種類があり迷うと思いますが、家族のライフスタイルに合ったもの、そしてより気に入ったデザインのものを選んでいきましょう。

洗面ボウルを選ぶときは、寸法に注意が必要です。
例えば、手洗いや洗顔だけではなく、洗髪をしたいという要望がある場合は、洗面ボウルは大きくて深いもの、水栓はシャワー付きのものがよいでしょう。

また洗面ボウルが浅いと、水の飛び跳ねが起こりやすくなる場合があります。
実際に使用する場面を想像して、より使いやすいものを選ぶようにしましょう。

洗面ボウルの種類を、以下に説明していきます。

・置き型

洗面ボウル 置型

洗面カウンターの上に洗面ボウルを置いて使用するタイプです。
洗面ボウルとカウンターを全く別の素材にすることで、より立体的な空間を演出することができます。タイルや防水加工が施された木材などをカウンターの素材にすると、洗面ボウルと対比され、より素材の質感が感じられます。

 

・埋め込み型

洗面ボウル 埋め込み型

洗面カウンターに洗面ボウルが埋め込まれたタイプです。
洗面カウンターとボウルが一続きになっているので、すっきりとした印象を与えます。カウンターに溜まった水を簡単に洗面ボウルに落とすことができ、掃除がラクなのが特徴です。

洗面ボウル 概念図

 

空間品質

上の図のように、洗面ボウルを真ん中からずらして配置した場合は、洗面ボウルの横にまとまったスペースをつくることができるので、石けんや歯ブラシ、小物を置きやすくなります。
また、慌ただしい朝の時間でも、歯を磨く人と隣で身支度をする人の2人でスペースを利用することができます。

 

・半埋め込み型

洗面カウンターに洗面ボウルを半分埋め込むタイプです。
埋め込み型と比較すると、洗面ボウルの存在感があり、さらにカウンター下の収納スペースを確保しやすいのが特徴です。
また、洗面ボウルとカウンターを別々の素材にしたい場合にも適しています。

 

・壁付け型

壁付け型洗面台

洗面ボウルを直接壁に取り付けて使用するタイプです。
シンプルでコンパクトな洗面空間をつくりたいときにおすすめです。
洗面所自体が狭い場合にも、他の家具家電スペースを圧迫することなくレイアウトすることが可能です。

収納棚はどうつくる?

洗面空間の見栄えを左右するのが、収納のつくり方です。
収納スペースは、少なすぎるとものが収まりきらず、多すぎると空間を圧迫してしまいます。
「何を、どれだけ、どこに収納するか」を考えて、スペースをつくっていくことが大切です。
収納スペースは、住宅の間取りと密接に関わっています。物件を選ぶときは、必ず収納の場所や容量が適切かどうか確認するようにしましょう。

どこに収納スペースをつくる?

洗面台付近には、タオルや歯ブラシ、洗顔料、化粧水、ティッシュ、カミソリなどの日用品を置いておくスペースが必要です。
また、洗面所が洗濯機置き場や脱衣所も兼ねている場合は、洗剤や脱衣かご、バスタオルなどを置くスペースもあると便利です。

洗面所の収納は、洗面化粧台の鏡の裏や洗面台の下、さらには壁に直に棚をつける、棚を置くなどして、さまざまな場所に設置可能です。
家族の生活や間取りを考え、使いやすい収納場所を選びましょう。

・洗面化粧台大容量収納

洗面化粧台大容量収納

 

空間品質

洗面化粧台を設置すると、必ず鏡の裏側や洗面台の下に収納スペースが設けられています。
特に鏡の裏側は、「隠す収納」として、歯ブラシやドライヤー、カミソリ、化粧品などの日用品を入れるのに便利です。
また、洗面台の下にある収納スペースは、シャンプーや石けんの予備、バスタオル、洗剤、掃除用具などある程度大きなものを入れておけます。
洗面所の広さが限られている場合は、洗面化粧台を設置することで有効にスペースを使うことが可能です。

・洗面台の上はスッキリ、下は収納

洗面台の上はスッキリ、下は収納

 

洗面台の上部には収納をつくらず、下部だけに収納をつくると、圧迫感を感じさせないすっきりとした空間になります。
洗面カウンターにちょっとした植栽を飾ったり、アロマディフューザーを置いたりして、おしゃれな空間を演出しましょう。

注意点として、洗面台の上部に収納がない分、洗面台下の収納や壁収納など、他の部分に十分な容量があるか確認することが挙げられます。

・壁側の収納

壁側の収納

 

壁側の収納は、ものをたくさんしまうことができ、とても便利です。
収納ボックスを入れることで「隠す収納」としても使え、空間全体がすっきりと見えます。

既存の収納棚がない場合の工夫

既存の収納スペースでは足りず、ものがあふれてしまう場合は、以下の方法でプラスの収納をつくることが可能です。

・棚を置いて収納量をプラス

 

棚を置いて収納量をプラス

洗面所の収納スペースが少ない場合は、新しく棚を設置するのもよいでしょう。ディスプレイとしての「見せる収納」にもなりますし、収納ボックスに入れると「隠す収納」としても機能します。ディスプレイも兼ねる場合は、色合いを揃えることで統一感が増します。

・壁に収納棚を取り付ける

 

壁に収納棚を取り付ける

洗面所が狭く収納場所に困っている場合は、壁上部のあいている空間に収納棚を取り付け、収納スペースを確保する方法もあります。
特に洗濯機置き場の上部はデッドスペースになっていることが多く、意外に有効活用しやすいのです。
こちらも、洗面台の素材と合わせたり、収納ボックスを用いて色合いを調整したりすることで、狭い空間ながらも整った印象を与えることができるでしょう。

まとめ

洗面所は、住宅の中でも多機能的な役割を持つ場所なので、ものが多く片付けにくい印象がありますよね。
しかし、見せ方や収納の仕方を工夫することで、おしゃれで使いやすい空間にしていくことも可能です。洗面所をリフォームしなくとも、日用品の置き場所や色合いを変えたり、収納ボックスを設置したりするだけで、印象ががらりと変わります。

家族が一日を気持ちよく始められるように、そしてお客さんにも気持ちよく使ってもらえるように、素敵な洗面所をつくっていきましょう。

コスモスイニシアでは、「空間品質」や「カスタマイズ品質」の取り組みの中で、お客様がより暮らしやすい空間のコーディネートを行っています。
また、新築物件だけでなく、中古物件やリノベーション物件も取り揃えているので、気になる物件を探してみてくださいね。

 

 

INITIA

費用面だけで判断せず、自分のライフスタイルなどについてもしっかり見直し、計画を持って住まいを購入するようにしましょう。

2017/07/13時点での情報です。